2011年02月17日
デンタルドックについて 美storyの記事より
 美魔女という言葉が最近テレビで取り上げられる事が多いようです。詳しい定義はよくわかりませんが、どうやら40代以上の美しい女性でしかも、年齢を感じさせない。年齢よりもずっと若く見られる女性のようです。
 そのような女性を目指す方のための雑誌が美storyなのでしょうか。2月17日発売のその雑誌に「白い歯は40代の美たしなみ」という特集があり、その中に私が属しているH.D.Aの会員で東京都で開業されている福本先生が「美しい歯はまず歯の健康から」というタイトルでデンタルドックについて取り上げられていました。
 ムシ歯や歯周病、そして銀色の見てくれの悪い歯など、歯の事で悩んでいる方が多数おられます。一時的に白い被せもので見てくれを回復しても、なぜそうなったのかという原因を解決しなければ、ふたたび被せものの周りからムシ歯が出来たり、歯周病で歯と歯の間に隙間が出来たりと治療を繰り返す事になります。
 今多くの方が人間ドックを受けられており、全身の健康に対する意識は大変高くなっています。しかし、なぜかお口の健康に関しての意識は、20年前、30年前とあまり変わっていないようです。明眸皓歯という言葉があるように口元から見える白い歯は美しさのシンボルです。あなたの美しさを保つためにも、アンチエージングのためにも、デンタルドックを受けてみませんか。

 
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2011年02月14日
H.D.A東日本支部会2月例会
 2月13日 日曜日 東京駅近くのルノアール会議室にて、H.D.A東日本支部会が、午前10時より午後4時まで行われました。出席者は、10名で一番遠方の先生が盛岡から、次が私でした。
 私はこの会に出席するため朝一番のあづさで、松本を出発しましたが、いろいろな面で啓発され、もっと勉強しなくてはと思わされた1日でした。

 
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2011年01月28日
烈士 暮年 壮心 已まず
 昨日、診療を終えてからの買い物の帰り、書店によってみた。以前に買おうと思っていた本のすぐそばに守屋洋著の『「漢詩」の人間学』があり、開いてみると一番始めに三国志で有名な曹操が詠んだ「歩出夏門行」という詩の中の一節「烈士 暮年 壮心 已まず」が紹介されていた。訳は「男らしい男は、人生の晩年になっても、やらんかなの気概だけは失わない」ということである。
 この詩を読んで思ったのは川村泰雄先生のことである。過日のH.D.Aの例会の折も病気を押して出席された。先生の顔色は蒼白でずいぶん体調の悪いことが伺われたが、いざ講義が始まると病気の気配などまったく感じさせない迫力であった。また例会の締めに3月から始まる新しいコースのことをお話しされたときも熱を帯び、まったくいつもと変わらぬ先生であった。
 まさに志の高さが人間を創るという生きた見本が目の前にあった。私も先生の志を継いでHolistic Dentistryの素晴らしさを長野県の多くの人々に伝えるとともに、それを実践していかねばならないと思った。

 
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2011年01月24日
自己研鑽の場
 昨日23日と今日24日の両日、私が属しているH.D.Aという勉強会の例会のため大阪に行って参りました。
 私たち歯科医は常に患者さんのため、最新の技術や知識を取り入れるための勉強を怠ってはなりません。そのためにいろいろな書籍を読んだり、または高名な先生が主催する講演会に出席し勉強をしていくという事は非常に大切な事です。
 しかし一方で自分が学んだ事を他の歯科医師の前で発表するという事も大切な勉強のひとつです。むしろその方が自分自身の勉強になるといってもいいかもしれません。
 そして今日24日は私がメンバーの前で発表する順番の日でした。事前に充分な準備をしているつもりでも、発表となるといろいろな質問がメンバーの先生から出て、その事によって新たな発見がされ、そこに進歩が生まれるものと思っています。
 大変充実した二日間でした。この二日で学んだ事を当医院に訪れる患者さんにまた還元していきたいと思っています。

 
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2010年12月07日
口腔内写真の意味
 あるセミナーに出席したおり、冒頭に講師から「皆さん、今日一日は『知っている』と『私にはできない』という二つの言葉を決して使わないようにしてください。そんなの『知っている』と言った時、学ぶ事をやめてしまいます。『私にはできない』と言った時、自分を限定してしまい、成長が止まります。」といわれた。
 
 このブログを読んでいる歯科関係者の中には、講演などをされている方もいるかもしれない。そのような方にとって写真の撮り方なんてと思われるかもしれない。実は私自身がそうであった。
 しかし、もし「写真の撮り方なんて知っている」と支部会に出席しなかったら、貴重な学びの機会を失う所であった。
 以前は記録用には、一眼レフの銀塩写真を使っていた。その後デジタルカメラががでて、簡単なスナップ程度のものには、その機種を使っていたが物足りない事も多かった.やがて銀塩のカメラが壊れたので、一眼レフタイプのデジタルカメラに変え、以来それをずっと使っている。何となく歯肉の色が違うなーと思っていたのだが、それがTTLという露出計を使ったフラッシュに問題があることが分かった。前歯と奥歯では露出を変えて撮影したり、時には同じ患者さんでも露出を変えねばならない事があったが、それが電池式のバッテリーに原因のある事も分かった。また今まで気づかなかったが、小さなテクニカルエラーがある事も分かった。
 歯科関係者で興味のある方は、医歯薬出版の新口腔内写真の撮り方という書籍を買って勉強される事をお勧めする。また、これから一眼レフタイプのデジタルカメラの購入をしようと思っておられる方は、サンフォート社のものをお勧めする。

 ところでこのホームページを患者さんで見られている方もいらっしゃるかもしれない。そこで口腔内写真の意味について少し触れておきたい。患者さんにとって自分の口の中を詳細に見るという経験はほとんどないと思われる。顔や手足であれば自分でもよく観察できるが口の中はそのようなわけにはいかない。顔や手足におできがいくつかできていたら気になる人の方が多いと思うが、口の中では分からない場合があるし、それを口内炎と間違っている人もいる。その結果として口の健康は、その他の器官よりおろそかにされがちである。従って自分の口の中をよく認識してもらうためにまず撮っている。また治療前と治療後の写真を見比べてもらえればどのようによくなったかもよく分かってもらえると思う。
 次に自分の口の治療についてどのようになるのかという事はイメージしづらい。そこで他の患者さんで行った治療例を写真で残しておき、それをもとに説明していけば少しでも理解に役立つ.また自分の医院で行った症例であるので、単に書籍の症例で説明するより、患者さんへのアピールは大きいのではないかと思っている。
 いづれにしても患者さんの治療に役立たせるために口腔内写真は必須のものであると思っている。ずっと前に知り合いのご夫婦と一緒に夕食をとっていたとき、その奥さんが私が尊敬している歯科医の先生に治療を受けられていた。ただその奥さんは写真を撮られるのが苦痛だとおっしゃっておられた。その他にも口の中の写真を撮られる事を嫌な患者さんもおられるので、事前に口の中の写真を取る意味について書いた書類を呈示し、理解した場合は署名をしていただいた上で写真を撮るようにしている。また複雑な症例などでは治療前や治療中の写真、治療後の写真を撮っているのだが、それらについて他の患者さんに治療例のひとつとして利用させていただいたよいかの承諾についても文書で事前に確認するようにしている。
 ともかく口腔内写真は自分の技術向上、そして結果として患者さんの口の健康に維持と確立になくてはならないものだと思っている。

 
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2010年09月27日
2010年9月実践コースのお手伝い
 川村先生の主催するホリスティックデンティストリー実践コースのお手伝いにために、9月の24日、金曜日の夜大阪入りした。
 新大阪駅のホームに降り立つと2週間前とは打って変わって、ひんやりとした秋の空気になっていた。
 コースは、25日の土曜日の10時から5時半までと26日の日曜日の9時から4時までの2日間にわたり、ケース分析と治療計画の提示についての講義とデモが行われた。
 H.D.Aの会員が実践コースの手伝いのために参加する制度が出来てからもう10年近くがたつが、私にとっては交通費と宿泊費が出るこの制度は無料で勉強ができる大変ありがたい制度だと思っている。
 私は、ケース分析と治療計画の提示のコースにもう4回以上参加しているが、いつも新しい気づきがある。今回の気づきについてはまた別の機会に書きたいと思う。

研修会場から見た秋の空
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2010年09月15日
H.D.A例会in 大阪2
9月12日 例会二日目
 11日 小出教授との懇談会後、秋の総会の事を中心に理事会で協議が行われたが、その事についての報告が船曳先生よりなされた。

 その後川村泰雄による咬合についての日本での現況を中心とした講義が行われた。

 日本における咬合論はまさに鎖国状態にあり、世界から取り残された状態にある。その事を訴えるために'’鎖国日本の咬合論'’を斬るというサブタイトルで、パンキーインスティテュートの主任教授であるDr.Beckerをお招きし、「日常臨床における咬合」という講演会が10月30日と31日の両日にわたり行われる。Dr.Beckerは来春にインスティテュートを退官する予定になっているので二度と実現しない非常に貴重な機会である。
 Dr.Beckerやパンキーインスティテュートについてなじみのない先生方が多い事だと思われるが、クインテッセンス誌上で日本歯科大学の波多野先生が毎年、シカゴで行われるミッドウインターの報告をされているが、その中のA.E.S(アメリカンエクゥイブレーションソサエティー)で主要な講演をなされている、アメリカでは著名な先生である。そして何年か前の波多野先生の記事の中で、実名がでていた事があった。
 10月は各種講演会で多忙な時期だと思われるが、咬合について興味があり、アメリカの歯科事情について知りたい先生はぜひ参加される事をお勧めします。

 
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2010年09月14日
H.D.A例会in 大阪
 H.D.A9月例会が、11日、12日の両日にわたり大阪、高津区にある、ホリスティックデンティストリーを学ぶための研修施設であるKDAビルで行われました。
 今回はピータードーソンのFunctional Occlusioon From TMJ to Smile Designを監訳された、日本歯科大学新潟生命歯学部教授、小出馨先生をお迎えし、訳に至るまでの経過等についてお話しいただきました。
 先生が多忙を極めている事もあり、約1時間と短い講演の後、場所をロイヤルホテルに移し、食事をとりながらの約二時間ほど懇談を行いました。

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