2011年01月19日
予防歯科とは痛くない治療の事です
 歯の予防というと皆さん、歯を磨きましょうとか甘いものは避けましょうといった事をイメージされると思います。あなたもそのように思っていませんでしたか?
 それは一次予防の事です。例えばインフルエンザであれば、マスクをしましょうとか、手洗い、うがいをよくしましょうといった事です。
 予防には一次予防、二次予防、三次予防の三段階があります。昨日お話ししたコンポジットレジン修復は主に二次予防で効果を発揮する治療です。(コンポジットレジン修復には見た目を改善する治療もあります。)つまり病気を早期に発見し、早期の段階で処置を行うという事です。
 多くの方が、注射や歯を削るなど痛みをイメージされ歯科医院に行く事をためらいます。また日本では、欧米諸国のように歯科医院は悪くならないためにいくところという考え方を持っておられる人が少ないので、痛くなってからなど自覚症状を覚えてから歯科医院へ訪れるので、どうしても麻酔のための注射をしたり、場合によっては神経をとるといった処置が必要となり、長期に通う事となります。
 もしあなたが痛くない治療をお望みなら、何も症状を感じていない今歯科医院に行く事をお薦めします。ただ、予防歯科を行っている歯科医院を選んでください。場合によっては、アーここに虫歯がありますといってその場で歯を削られてしまう事があるかもしれません。
 予防歯科に努めている歯科医院では、はじめにレントゲンを撮ったり、お口の写真を撮るなどして、次回にそれらの資料をもとにあなたに詳しく説明をします。ごく小さなムシ歯では適切なセルフケアとプロフェッショナルケアを行う事によって歯を削る事なく経過をみていくこともできますし、またそれより少し進んだムシ歯では専用の削る器具を使って、コンポジットレジン修復を行う事により、麻酔をする事なく痛みを感じないで治療を終了する事も出来るのです。(痛みの感覚には個人差があるので、かなりの痛がりの方には麻酔をする事があります。)
 新村歯科医院では、お口の健康度を数値化し、それを患者さんに提示し、理解を深めていただいた上で、お口の健康度のアップに努めています。そして一度作り上げた健康を維持していくために定期的に通院していく事をお薦めしています。それは歯科医院の''内科的''なかかり方です。それらすべてが予防歯科です。だから予防的に歯科医院を利用すれば、あなたが嫌いな''痛い治療''を限りなく避ける事が出来るのです。

 
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