2010年09月15日
H.D.A例会in 大阪2
9月12日 例会二日目
 11日 小出教授との懇談会後、秋の総会の事を中心に理事会で協議が行われたが、その事についての報告が船曳先生よりなされた。

 その後川村泰雄による咬合についての日本での現況を中心とした講義が行われた。

 日本における咬合論はまさに鎖国状態にあり、世界から取り残された状態にある。その事を訴えるために'’鎖国日本の咬合論'’を斬るというサブタイトルで、パンキーインスティテュートの主任教授であるDr.Beckerをお招きし、「日常臨床における咬合」という講演会が10月30日と31日の両日にわたり行われる。Dr.Beckerは来春にインスティテュートを退官する予定になっているので二度と実現しない非常に貴重な機会である。
 Dr.Beckerやパンキーインスティテュートについてなじみのない先生方が多い事だと思われるが、クインテッセンス誌上で日本歯科大学の波多野先生が毎年、シカゴで行われるミッドウインターの報告をされているが、その中のA.E.S(アメリカンエクゥイブレーションソサエティー)で主要な講演をなされている、アメリカでは著名な先生である。そして何年か前の波多野先生の記事の中で、実名がでていた事があった。
 10月は各種講演会で多忙な時期だと思われるが、咬合について興味があり、アメリカの歯科事情について知りたい先生はぜひ参加される事をお勧めします。

 
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