2011年08月28日
Pankey Instiuteの思い出 マニュアルに関して
 マニュアルという事に関して、Pankey Inst.での思いだす事は、二度目に行った2000年のことだ。
 その時は顎関節症に使うバイトプレーン(マウスピースのようなもの)の講義と実習があり、外部講師として、ノースカロライナのフリン・ハリス先生から、指導や助言をしていただいた。
 バイトプレーンを調整するエンジン(入れ歯などの調整に使用する器具)を私たち日本人は鉛筆を持つようにしていたが、ハリス先生は、切り出しナイフを持つような持ち方で行うよう指導された。我々生徒はどうしても元の持ち方になってしまうのだが、その都度先生は、持ち方を変えるようにと言われた。
 実際このような持ち方で調整すると、平面をよりスムースに仕上げる事が分かった。参加者の中には、「日本人はこのようなやり方に慣れている」というものもいたが、私は先生の指示に従った。

 マニュアルに関して言えば、学生時代、サラの状態にある時にしっかり「本物」を身につける事が大切だ。変な癖をつけてしまうと直すのに非常に大変だからだ。それと「生徒」はマニュアルに書かれている動作が身につくまで、ひたすら練習する必要がある。自己流はいけない。川村泰雄先生が講義でよく「いいトコドリはいけない。」と言われたが、それをしているとマニュアルの目的、均一性や質の保証が保たれなくなるからだ。

 
ボットからトラックバックURLを保護しています