2012年02月05日
できる人は例外なく「よく噛んで食べている」
 このブログでは、患者さんや歯科に関する情報をネット検索している方のために参考となるものを継続して提供して行きたいと考えています。
 ただ、情報を提供するという事は、自分自身でも常にアンテナを広くはって情報を集めるなどして勉強しなければならないという事は常に感じています。

 さて、以前に紹介した「甘いものは脳に悪い」(幻冬新書)に『できる人は例外なく「よく噛んで食べている」』という章があって、噛む事の大切さを説いています。よく噛むことによって唾液が出て、消化を助けるとか唾液に含まれるホルモンの事とかは他の書籍にも紹介されているのですが,そこには噛む事によって十二指腸から、消化酵素の分泌を促す物質であるコレストキニンという物質がより多く分泌されると書かれていました。
 これは、他の書籍ではあまり見た事がないので「へー」という感じで読んでいたのですが、なんと14年ほど前に買った「食育のすすめ」服部幸應著の中の「よくかんで脳を発達させ。学習能力アップ!」という章の中に「かんだ刺激は十二指腸から分泌されるホルモンの働きを促し」と書かれていたのです。この本は患者さんなどにお話しする有益な情報が色々と書かれており、何度か読み返しているのですが,十二指腸から分泌されるホルモンについては忘れていました。同じ本でも,新たな情報を得る事によって、見落とし、見過ごししていた所を再認識するという事を改めて感じました。
 このブログをお読みの皆様も、また同じ事を書いてあると感じられる事があるかと思う部分は、それだけ大切な事を書いてあると思っていただきたいですし、同じ内容の中にも新しい気づきがあるようにこれからも記して行きたいと思います。



 
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