2012年02月08日
よく噛むことの効用
 最近、タニタ食堂のことが話題になり、「よく噛むこと」を実行する人が増えているようです。
 では、なぜよく噛むことが大切なのでしょう?「食育のすすめ」の「よくかんで脳を発達させ、学習能力アップ」という章の中で,服部幸應氏は,噛む行為によって、その刺激が脳の発達の手助けになることが分かってきましたと記しています。
 「学習能力アップ」「脳の発達を促す」という言葉を聞くと子どもさんの教育に熱心なお母さんは、自分の子どもによく噛んでもらいたいと思うのではないでしょうか。
 また、よく噛む事によって満腹中枢が刺激され、少量でも満腹感を感じ,ダイエットにもいいと聞けば、お母さん自らもよく噛むようになるかもしれません。
 つまり噛む事の効用が自らの価値観に一致していれば、よく噛もうとするでしょうし、その行為は一時的なものではなく,長続きするものとなります。

 さてここでひとつ気をつけておいていただきたいことは,子どもさんの発達にあわせて、調理に工夫を凝らしてほしいということです。
 さすが、食育という言葉を提唱した服部氏、「三歳になって乳歯が生えそろうと,大人と同じようなかむ能力が備わってきます。幼稚園児までなら、一品、小学生以上なら,二、三品かみごたえのある献立をとりたいものです。お母さんは食べやすいように、ひと口サイズに切るなど料理に工夫をこらしてください。」とまで書いています。
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