2016年10月08日
むだ死にしたくなければ、歯医者に行け「むだ死にしない技術」 Part2

 「むだ死にしない技術」の第4章には「現在、日本人成人の8割が歯周病にかかっていて、もはや国民病だといわれている。にもかかわらず、治療する習慣がないばかりか、歯周病がどうゆう病気なのか知られていない。」と書かれています。

 

 本文からは離れますが、歯周病が糖尿病や高血圧と同様、活習慣病に位置づけられていることはご存知でしょうか?

 歯周病は、甘いものをよく食べる(歯周病菌の餌!)あるいは歯ぶらしなど口の中の清掃に気を使わないなど、生活習慣が、病気の進行などに大きく影響を与えます。

 また歯周病は、歯周病菌によって起きるのですが、その菌は口の中に常に住んでおり、完全に除去できないこと、また歯周病菌が作り出すプラークというノリ状の菌の塊が直接の原因となるので、口の中を清潔にして、菌の数を減らすとともにプラークが適正に除去されているかを定期的にチェックしていく必要があるのです。

 糖尿病や高血圧といった病気で定期的に診療所に通われている方は多いと思われますが、歯周病のチェックのために定期的に歯科医院に通院されている方は少ないといえます。

 その意味で「治療する習慣がない」という指摘は当たっていると思います。


 
ボットからトラックバックURLを保護しています