2017年01月11日
審美歯科治療、ダイレクトボンディングで出来ること

 ダイレクトボンディング治療は、審美性の改善を希望する患者さんに対して行う治療です。審美性の改善は「病気(虫歯や歯周病など)」ではないので、保険治療の適応外です。

 

 審美性の改善を行う治療としては、歯並びを治す矯正や歯を削って冠を被せる補綴治療などがあります。いずれの治療法も適切なメインテナンスを行うことによって、長期的な安定性が望めます。

 しかし、その改善には時間がかかる、費用が高額になるなどの欠点があります。特に矯正治療では、治療開始から終了まで年単位を要することもあり、何回も通院しなければならないです。また冠を被せる補綴治療では、歯をかなり削る必要があるので、神経のある歯では、麻酔注射をしなくてはなりません。また被せ物と歯肉との境目を目立たなくするためには高度なテクニックが必要となります。

 一方ダイレクトボンディング治療では、保険治療に比べれば高額ですが、矯正や補綴治療に比べ、かなり低額な費用で行うことができます。

 そしてダイレクトボンディング治療の最大の長所は「早い」ということです。カウンセリングを受けていただき、治療が決定したら、多くの場合二回目の来院で、ほぼ治療が済み、審美性が改善されます。患者さんの都合と当医院の状況にもよりますが、その週のうちに改善されることも可能です。

 ただダイレクトボンディング治療を希望される患者さんで、「1週間以内に」とおっしゃられる方もおられますが、できれば2,3週間の余裕をもっての受診をお願いしたいと思います。

 特にこれから、進学、就職と新しい門出の時期を迎えますので、治療をお考えの方は早めのご連絡をお願いいたします。(ダイレクトボンディング治療もメインテナンスは大切です。最低でも1年に1度のメインテナンスをお願いしています。)


 
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