2017年08月22日
身体にやさしい審美歯科治療 ダイレクトボンディング

 ダイレクトボンディングで行う前歯の隙間を閉じ方法、あるいは小さな歯の形態修正ではエナメル質の表面をほんの僅か削るだけです。削るというより表面をこするくらいの感覚です。

 変色歯といわれる色の変わった歯を、もっと白くしたい場合には本来の歯の色を遮断する層を積層するために、少し厚めに歯を削りますが、それでもエナメル質内にとどめます。

 なぜかというとエナメル質は天然の防御層なのです。

 

 むし歯の進行にによって、メタルボンドなどの陶器の歯を入れる場合、天然歯の色の再現のためやむを得ず、象牙質内まで歯を削らなくてはなりません。

 象牙質はエナメル質に比べ、プラークの作り出す酸に対して耐性が低いので、それだけむし歯になりやすいですし、また神経のある歯を削る場合は痛みを生じるので、麻酔をしたり、また感染がおこりにくいように仮歯を入れるなどの十分な処置が必要となります。

 

 ダイレクトボンディングは、エナメル質を守り、また表層のみ削るためほとんど痛みも感じない、身体にやさしい審美歯科治療です。

 


 
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