口の中を清潔に保つことが、インフルエンザ予防に関係しているってご存知でしたか?
口の中の細菌は、インフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素(プロテアーゼやノイラミニダーゼ)を出すため、口の中を不潔にしているとインフルエンザに感染しやすくなる。また歯周病による炎症もウイルス感染を促進させる。
さらに、インフルエンザウイルスは口腔内雑菌の出すノイラミニダーゼ(NA)という酵素を介して増殖する。タミフルやリレンザなどはNAの働きを妨げることでウイルスの感染拡大を防ぐ坑インフルエンザ薬だ。
「NAを介してインフルエンザの感染は拡大します。口腔ケアを行い、口腔内雑菌を減少させることで、口腔内雑菌が産生するNAの発生を少なくすれば、インフルエンザ感染を抑制できる可能性があります。」と日本大学歯学部細菌学講座、落合邦康教授はおっしゃっています。
また奈良県歯科医師会が行った調査では、介護施設において、歯科衛生士が高齢者に対しブラッシングや舌磨きなどの指導を行ったところ、通常の歯磨きをしていた施設に比べインフルエンザの発症率が10分の1に激減することが示されたとのことです。
(上記の記載は下記の記事から引用しました。
http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2015/004112.php )
お口の中を清潔に保つことは、むし歯や歯周病の予防だけでなく、全身の健康にも大切です。特に高齢者では免疫力が低下しており、インフルエンザなどが重症化しやすいので専門家による口腔ケアも必要だと考えています。
TrackBack (0) | by pl_A-02219
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