2011年01月07日
父の命日に思った事
 昨日1月6日は父の命日であった。平成8年の1月6日に逝去、68歳といささか短い生涯であった。
 その頃はまだ駅前でテナント開業をしており、また6月に予定されていた「長野県歯の健康を守る県民の集い」の打ち合わせのため年明けから連日の会議で、ビルのマンションに泊まっていた。7日早朝の電話で急いで家に帰るとすでに父は亡くなっていた。前日の午前中まで仕事をしていたが、気分が悪いと言って午後の診療を休み、早めに就寝したが、6日の朝が母がおこしにいくとすでに息がなかったという。突然死であった。
 父は今から40年以上前のドラマ「おやじ太鼓」そのままの頑固おやじ、雷おやじで、家族のみならず、親族や患者さん、出入りの歯科業者や多くの歯科医師の先生に知られた存在であった。
 しかしおやじ太鼓の主人公がそうであったように、優しい面もあったようだ。葬式の日、何人かの患者さんが参列されている姿が分かった。また父の死去に伴って私の診療所にも訪れ、診療台の上で涙ぐむ患者さんもいらした。はたして自分はそのような存在になれるかとふと思った記憶がある。


 
ボットからトラックバックURLを保護しています