2016.01.0110:05

 お正月というおめでたい時期に、お年寄りがお餅をのどにつかえて、亡くなったというニュースがよく報道されます。

 これは摂食嚥下障害によるものです。

 

 家庭で起こる高齢者の事故死のうち、最も多いものはお風呂場で起こるものですが、年間15000件以上起き、次に多いのが摂食嚥下障害によるもので、お風呂場で起きる事故死者数に近いです。これらは交通事故死者数の約三倍以上になります。

 お正月だけに、摂食嚥下障害の事故が取り上げられて注目されるのですが、交通事故の三倍以上起きている身近な事故なのです。

 摂食嚥下障害の症状には、http://www.emec.co.jp/swallow/08.html もしこのような症状が見られたら、お餅を食べるのはやめるか十分注意してください。

 また、実際お餅がのどにつかえた場合は、次の記事を参考にしてください。http://howcollect.jp/article/1183


 

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2015.10.1218:22

 10月の10日(土)11日(日)の二日間、東京の竹橋で行われたDr.ディマティーニのブレークスルーエクスペリエンスというセミナーに参加してきました。

 Dr.ディマティーニは、現在世界各地で講演会活動を中心に活躍されていますが、以前はカイロプラクターをされていました。

 医療法の違いからでしょうか、日本のカイロプラクターより業務範囲が広いようで、医師が治療できないような難症例も整形外科的に治療されていたようです。

 今回のセミナーの内容とは違いますが、かってのキャリアーを踏まえて、顎関節症の患者さんのことをお聞きしました。

 スプリント治療などでマニュピレーションによって、あごを誘導していくのですが、筋肉が固く緊張して、誘導が困難なことがあります。そのようなケースでどの様に筋肉をリラックスさせるのかについてお聞きしました。そして大変参考になる方法について教えていただくことが出来ました。


 

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2015.09.3008:54

 Dr.ディマティーニはアメリカのカイロプロテクターとして、成功を収めた方で、現在では人生のあらゆる問題に対して、彼が開発したディマティーニ・メソッドという手法を通じて多くの悩みを解決し「現代の哲人」とも呼ばれ、シークレットという書籍やDVDにも出演されている著名な講演家です。

 そのDr.ディマティーニが、10月7日来週の水曜日に、健康に関する2時間余りの講演会を東京で行います。私も2011年からDr.ディマティーニの講演会にはたびたび参加し、多くの有益な知識を得ています。そして今回は健康に関する問題を取り上げるということで、水曜日の午後を休診にして参加する予定です。今日30日まで割引料金だということです。

 ご興味のある方は、下記のサイトをクリックしてみてください。(少し長いです)

http://lovegrace.jp/index.php?id=70


 

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2015.09.2810:16

 顎関節症でスプリント治療をしているのに、症状が改善しないということを聞くことがあります。

 実際新村歯科医院に来院された患者さんで、治療法の一つとしてスプリント療法を提案すると「以前作ったことがある」とか「あまり効果がなかった」など患者さんからお話されます。

 その原因の一つは、前回のブログで取り上げたように、適応症でないのに、スプリントを装着したということです。

 二番目として挙げられるのが、スプリントの材質です。厚手のビニール素材で作っているケースが見られますが、それでは歯ぎしりなどが強い患者さんでは、悪化するケースもあります。新村歯科医院で制作しているスプリントは固い合成樹脂を使用しています。

 三番目の原因として、スプリントの製作方法と調整方法が間違っているケースですが、これについては、また後日取り上げたいと思います。

 


 

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2015.09.2506:50

 顎関節症について、日本顎関節学会のホームページの「一般の方へ」に顎関節症の代表的な症状という所があり、そこに「あごが痛い」「口が開かない」「あごを動かすと音がする」の三つのうち一つ以上の症状があり、鑑別診断で他の疾患がない病態を「顎関節症」と定義しています。

 そして、その治療法の一つとしてスプリントというプラスティック性のマウスピースによるものが紹介されています。

http://kokuhoken.net/jstmj/

 

 もちろん一般の方向けで、あまり専門的で細かなことは書かれていないということは承知の上で、あえて申し上げるのですが、残念なことに日本の多くの歯科医師は、上記のような症状をとらえて「顎関節症と診断し」、その治療法としてスプリントを患者さんの口に装着し治そうと試みます。

 しかしこのような症状が、何が原因でそうなっているのかをもっと詳細な検査で調べないといけません。新村歯科医院では、デンタルドックという詳細な検査を行っています。その検査の中ではスプリント治療に反応するのかといったことも調べます。そして、その有効性が確認されたされて初めて、治療法の一つとしてスプリントを選択しています。

 はたして、どれだけの歯科医院でこのような検査が行われてうえで、スプリント治療を行っているのでしょうか?


 

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2015.07.2814:26

 アメリカの卒後研修機関であるPankey研究所で、TMD(日本語の顎関節症に近い疾患)治療の専門医であるDr.Droterが外部講師として講義した際に「歯科界で問題となっている顎関節の問題も、一般医学領域の観点から考えると解決されてしまう」ということを述べた。

 

 先日松本歯科大学の図書館から「メカニズムから読み解く痛みの臨床テキスト』という医学書を借りてきて読んでいるが、まさにDr.Droterが述べたとおりだと思うことが多い。

 

 その具体的な内容については、後日改めて記していきたいと思います。


 

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2015.07.1418:02

 日本顎関節学会の顎関節症の分類は4つ(2013年より)に分かれていて、儀燭咀嚼筋障害である。

 一方でDr.オケソンによるTMDの分類では、咀嚼筋障害だけで5つある。覚えやすさという点では日本顎関節学会の分類の方が簡単でよいが、臨床診断の上では、個々の細かなことは覚えていなくても、患者さんの訴えを聞いておよそどの障害かさえ分かれば、後で書籍で調べなおせばよいので、それぞれの原因、症状や対処法が詳しく書かれている方が都合がよい。その点においてはDr.オケソンの分類の方が優れていると思う。

 

 さて、Dr.オケソンの咀嚼筋障害の第一番目に出てくるのが「防御的共収縮」であり、これは大きく口を開けすぎたり、長時間の歯科治療や高い詰め物、被せ物を入れた時、あるいは麻酔注射などで組織外傷を起こした時に生じるというように記載されている。

 

 N.H.Kテレビテキスト「きょうの健康」で相談者の訴えに「歯の治療で口を大きく開けている最中に」とあるので、まさしくこの防御的共収縮を引き起こすイベントと一致している。

 Dr.オケソンは「防御的共収縮が正常な中枢神経系の反応であることを念頭におくことが重要である」と記しており、それぞれのイベントに従って対応することが大切と述べている。たとえば高い詰め物を入れて症状が出たら、その高い部分だけを調整すればいいし、注射による組織外傷であれば、数日もすれば回復するので経過を見ればいい。

 この場合は「口を大きく開けた」ことが原因になっているので、あまり大きく開けないよう、痛みが出ない範囲で開閉し、安静を保つことを指示するなどして経過を見ることがよかったと思われる。

 しかしながら現在の状況は、オケソンの分類の局所筋痛などに進行している可能性がある。ただそれにはより細かな問診等を行って診断する必要があるのでこれ以上のコメントは控えたいと思う。


 

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2015.07.0706:20

 N.H.Kテレビテキスト「きょうの健康」に寄せられた『「顎関節症」と診断されました』という記事に関してブログを書いています。

 新村歯科医院が使用しているDr.オケソンの分類に基づく診断について記述する前に、下記の日本顎関節学会のホームページをご覧ください。

http://kokuhoken.net/jstmj/general/index.shtml

 

 ここで「一般の方へ」と題されたページを見てみると「顎関節症の代表的な症状」の中に「あごが痛む(顎関節痛)」「口が開かない(開口障害)」「あごを動かすと音がする(顎関節音)」の三つのうち一つ以上の症状があり、鑑別診断で他の疾患がないものを「顎関節症」というとあります。

 他の疾患がないとは微妙な言葉ですが、「MRI検査で確実な診断と適切な治療が可能になりました」と書いてあり、滑膜性骨・軟骨腫症、咀嚼筋腱・腱膜過形成症など私の30年間の臨床経験の中で、全く遭遇したことのない病名が並んでいます。

 一方で、あごが痛んだり、口が開かない、あごを動かすと音がするいう症状は、それほど稀ではありません。もちろん最終的な鑑別診断において、MRI検査が重要な働きをする事は事実ですが、その前に行うスクリーン検査があると思います。

 それらのスクリーン検査を一般の歯科医院で行って、どうしても確定診断がつかない場合は専門病院でMRI検査を受けていただくというのが、患者さんの負担も少なくなると思います。

 そして上記の三つのうちの一つ以上を満たしているので、顎関節症と診断し、ホームページに書かれているような治療法を進めていくとすると、かなり症状が軽減しないケースが出てくるのではないかと思われます。

 もちろん「他の疾患」がこのホームページに記されていないものを多く指していて、それは日本顎関節学会に入会しないと分からないというならば別です。

 しかし、顎関節症に関するリーフレットを発表するなど積極的な活動を行っているのですから、顎関節症と鑑別する際に除外すべき疾患、症状についても詳しく一般歯科医にも提供して欲しいと思います。


 

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2015.07.0518:05

 7月1日に投稿しました『その症状本当に「顎関節症』?」の記事の上から3行目「大きく口を欠けている最中に」となっている部分は「大きく口を開けている最中に」の間違いです。

 読み返しを行い気をつけているのですが、誤字がありましたことお詫び申し上げます。なお1日の投稿の続きにつきましては、もうしばらくお待ちください。


 

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2015.07.0107:03

 N.H.Kテレビテキスト「きょうの健康」7月号の、なんでも健康相談というコーナーに『「顎関節症」と診断されました』という記事が載っていました。

 記事によるとこの患者さんは『1年半くらい前、歯の治療で口を大きく欠けている最中に、右顎がガクガクとして痛みが起こり、「顎関節症」と診断されました。』とあります。

 回答者は慶應義塾大学、口腔外科の和嶋浩一先生です。和嶋先生は、日本顎関節学会に属し、専門医と指導医の資格を持つこの分野のスペシャリストのおひとりです。

 日本顎関節学会ではホームページを作成し、一般の方向けにかなり詳しく情報提供をしています。また一般歯科医に向けて「顎関節症ガイドライン」を作成し啓蒙に努めています。

 

 ただ以前このブログでも書いたように、日本顎関節学会の顎関節症の分類には、問題があるように思えます。そのことは学会でも認識していて、改変が行われたようですが、学会が発行した書物を見る限りあまり変わったように思えません。学会の分類を踏襲し一部改編を加えるより、世界的な分類をそのまま使った方が分かりやすいと思います。そしてそれを多くの日本の歯科医に伝えるべきだと思われます。

 それを踏まえた上でいうと、一般の先生が、この患者さんの症状を見て顎関節症と診断したのは、日本の権威ある学会が発表している分類と処置法に従えば無理もないことと思われます。

 私は患者さんに相対するときは、分かりやすく説明するために、顎関節症という言葉を使いますが、鑑別診断を行うに際してはこの言葉は使いません。Tempolomandibular Disorders(TMD:側頭下顎障害)という言葉を使います。そしてこれについては、ケンタッキー大学のジェフェリー・オケソン先生が分類から診断法、治療法について書かれています。

 それに従ったうえで診断すると、その治療法も全く違ってきます。それらについては、また後日に


 

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