2012.02.0817:08
 最近、タニタ食堂のことが話題になり、「よく噛むこと」を実行する人が増えているようです。
 では、なぜよく噛むことが大切なのでしょう?「食育のすすめ」の「よくかんで脳を発達させ、学習能力アップ」という章の中で,服部幸應氏は,噛む行為によって、その刺激が脳の発達の手助けになることが分かってきましたと記しています。
 「学習能力アップ」「脳の発達を促す」という言葉を聞くと子どもさんの教育に熱心なお母さんは、自分の子どもによく噛んでもらいたいと思うのではないでしょうか。
 また、よく噛む事によって満腹中枢が刺激され、少量でも満腹感を感じ,ダイエットにもいいと聞けば、お母さん自らもよく噛むようになるかもしれません。
 つまり噛む事の効用が自らの価値観に一致していれば、よく噛もうとするでしょうし、その行為は一時的なものではなく,長続きするものとなります。

 さてここでひとつ気をつけておいていただきたいことは,子どもさんの発達にあわせて、調理に工夫を凝らしてほしいということです。
 さすが、食育という言葉を提唱した服部氏、「三歳になって乳歯が生えそろうと,大人と同じようなかむ能力が備わってきます。幼稚園児までなら、一品、小学生以上なら,二、三品かみごたえのある献立をとりたいものです。お母さんは食べやすいように、ひと口サイズに切るなど料理に工夫をこらしてください。」とまで書いています。
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2012.02.0518:20
 このブログでは、患者さんや歯科に関する情報をネット検索している方のために参考となるものを継続して提供して行きたいと考えています。
 ただ、情報を提供するという事は、自分自身でも常にアンテナを広くはって情報を集めるなどして勉強しなければならないという事は常に感じています。

 さて、以前に紹介した「甘いものは脳に悪い」(幻冬新書)に『できる人は例外なく「よく噛んで食べている」』という章があって、噛む事の大切さを説いています。よく噛むことによって唾液が出て、消化を助けるとか唾液に含まれるホルモンの事とかは他の書籍にも紹介されているのですが,そこには噛む事によって十二指腸から、消化酵素の分泌を促す物質であるコレストキニンという物質がより多く分泌されると書かれていました。
 これは、他の書籍ではあまり見た事がないので「へー」という感じで読んでいたのですが、なんと14年ほど前に買った「食育のすすめ」服部幸應著の中の「よくかんで脳を発達させ。学習能力アップ!」という章の中に「かんだ刺激は十二指腸から分泌されるホルモンの働きを促し」と書かれていたのです。この本は患者さんなどにお話しする有益な情報が色々と書かれており、何度か読み返しているのですが,十二指腸から分泌されるホルモンについては忘れていました。同じ本でも,新たな情報を得る事によって、見落とし、見過ごししていた所を再認識するという事を改めて感じました。
 このブログをお読みの皆様も、また同じ事を書いてあると感じられる事があるかと思う部分は、それだけ大切な事を書いてあると思っていただきたいですし、同じ内容の中にも新しい気づきがあるようにこれからも記して行きたいと思います。



 

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2012.01.3017:28
 ブログの項目に「噛む事の大切さ」を加えました。今までの投稿の中でもこの事について触れた記事がありましたが、この項目の中に入れるとともに、また新たな記事も追加していきたいと思います。
 これからもよろしくお願い致します。

 

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2011.06.2807:25
 『100歳まで元気の秘密は「口腔の健康」にあった!』青春出版の54ページから「あらゆる病気を退ける''よく噛む''習慣」という章があり、そこでよく噛むことがなぜよいのかについて書かれているので、以下要約して説明したい。

 まずよく噛むことによって、食物が細かくなるので、消化器官への負担が少なくなることが考えられる。
 次によく噛むことによって唾液の分泌が促進される。唾液には口の中の自浄作用があリ、また酸を中和する能力がある。つまり唾液の量の多い人、また中和力の強い人はムシ歯になりにくいということだ。新村歯科医院で行われているプリベンションプログラムでは唾液の検査も行っている。老化によって唾液が出にくくなったり、また降圧剤の服用で唾液が出にくくなることもある。このようなことも考慮しておかないと、ただ患者さんに歯をしっかり磨いてくださいという指導だけでは十分でない。
 また、唾液には抗菌作用がある。それにより身体に有害な細菌の増殖を抑えたり、虫歯菌、歯周病菌の増殖も抑えられる。
 このことに関連して、高齢者では誤嚥性肺炎という病気があるが、唾液が十分でていれば、感染を防げるとも記されている。しかし高齢になると噛むこと自体が難しくなる。そこで時には専門的な口腔ケアが必要になる。社団法人 全国老人保健施設協会が出している「家庭での誤嚥・誤飲を防ぐために」というパンフレットには2001年日歯医学会誌からの引用で継続的な口腔ケアをする事によって肺炎発症率が下がったというデータが記されている。歯科医は詰め物をしたり、入れ歯を入れればそれで終わりと考えられている方も多いと思われるが、私は専門的な口腔ケアによって患者さんとの継続的な関わっていく事の必要性があると考えている。
 またよく噛む事によって、満腹中枢が刺激されるため肥満予防にもよいという記述もある。
 このように''よく噛むこと''には様々な恩恵がある。ただここで私はよく噛むということは「比較級だ」ということをお伝えしたい。それはどういう事かというと、8回しか噛まない人が10回噛んだら、よく噛んだという事であり、さらに15回、20回と増やしていけば、さらによく噛んだという事である。本によっては30回噛んでから飲み込む事を推奨しているものもあるが、やってみると分かるがなかなか難しく、最初から嫌になってしまうか、長続きしない。それでは何の意味がない。
 またよく噛むためには食材を選ぶ事も必要だ。ハンバーグやコロッケでは少し噛んだだけで、ぐちゃぐちゃになるし、スパゲッティーやうどんばかりではろくに噛む事ができない。そこに行くと日本食は自然と噛まなければならないものが多い。またカレーなどでも具材を大きめに切っておけば、自然と噛む回数が増える。一言お断りしておくと、ハンバーグやコロッケ、スパゲッティーを食べるなと言っているのではない。現在のような変化した食生活の中で、それらを食べないでいるという事は難しい。少しづつ日本食を増やすなり生野菜を付けあわせたり、それぞれに工夫をすればいいのではないか。
 このブログを読んで何かひとつでもいいなと思う事があれば、少しづつ取り組んでいただければいいのではないかと考えている。



 

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2011.06.1408:13
100歳まで元気の秘密は「口腔の健康」にあった!青春出版社より

 上記の本の59ページに「よく噛む習慣が頭の良い子を育てる」という表題で、噛む事がなぜ頭を良くするかについて記されている。
 ここでは日本チューインガム協会が行った実験で、20歳から85歳までの30人にチューインガムを噛ませ、噛む前と噛んだ後の脳内の血流量の変化をMRIで調べた結果について紹介している。その結果、噛む事によって血流量がみられたと紹介している。
 そして脳の血流量の増加は、脳機能の活性化に関連しているので、よく噛む習慣を身につける事で、頭の良い子に育つだろうと記している。
 さて同様の事が1998年に出版された、服部幸應著「食育のすすめ」マガジンハウス社にも「よくかんで脳を発達させ、学習能力アップ!」というタイトルで書かれている。

 多くの国民は歯について、ムシ歯や歯周病の事が多くの関心事であって、学習能力との関連を考えている人は少ない。大人にとっても歯科医院に通う事は嫌なものである。ましてや子供にとってはもっと嫌なものであろう。両親や教育者の皆さんに、教育の観点からも歯の大切さ、噛む事の大切さを考えてもらいたいと思う。


 

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