2017年03月22日
肺炎予防と歯科との関係

 日曜日の朝7時から放送されるTBS系「健康カプセル ゲンキの時間」3月12日では肺の病気にならないために、肺の機能をアップさせるための活動、略して「肺活」について取り上げていました。

 肺の病気で最も怖いものの一つは肺炎です。下記は日本呼吸器学会に掲載されているものですが、平成23年のデータによると、日本人の死亡原因の第三位にあげられています。

 そしてここにも書かれているのですが、細菌性肺炎の原因菌は口や鼻などの一般細菌です。

http://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=4

 

 そこで番組では肺炎予防の一番に、口の中を清潔にすること、歯磨きを取り上げていました。(下記 健康カプセル ゲンキの時間)

http://hicbc.com/tv/genki/archive/170312/

 

 口の中には非常に多くの細菌が存在しています。番組内では一組のご夫婦を取り上げ、夜歯磨きをして寝た場合の翌朝の細菌数、歯磨きをしないで寝た場合の翌朝の細菌数をそれぞれ比較していました。

 夜歯を磨いて寝た場合の細菌数、ご主人は362万個、奥さんは344万個でしたが、夜歯を磨かなかった場合、ご主人は5410万個(約15倍)奥さんは1700万個(約5倍)と大幅に増加していました。

 それだけ肺炎にかかる危険度が高まったということです。歯磨きは虫歯や歯周病を予防するだけでなく、全身の健康も守り、命の危険からも守ってくれるのです。

 そして大切なことは「磨いている」ということと「磨けている」ということが必ずしも一致しないということです。

 定期的に歯科医院に通って、お口の清潔度が保たれているかをチェックしたり、またどうしてもうまく磨けないという方は、歯科衛生士による専門的なお口の清掃を受けるということも大切なポイントです。

 新村歯科医院では、全身的な健康保持のための定期歯科健診と歯科衛生士による専門的なお口の清掃(PMTC)に積極的に取り組んでいます。

 


 
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