前歯に隙間がある場合、ダイレクトボンディングでどこまで閉じることが可能なのでしょうか?
下の症例はかなり前歯の隙間が広く開いています。この患者さんがお見えになった時、カウンセリング時に「もしかしたら、閉じることは出来ても、きれいな形に仕上げることは難しいかもしれません。その場合一度閉じてから、さらにダイレクトベニアという手法を使って、形を修正する可能性があります。」というお話をさせていただきました。
その日は写真と二つの歯型を取らせていただいき、次回の予約に合わせて、模型製作とシリコンコアの作製を行いました。
そして二回目の来院時に、隙間を閉じた模型とダイレクトベニアを施した模型を見てもらい、治療手順をお話しました。
幸いなことにこの患者さんは、隙間を閉じた段階で、気に入っていただき、ダイレクトベニアを行うことなく終了しました。
下の写真はその直後のものです。多少左右のバランスが悪かったので、次回の研磨時に形態修正も行って完了しました。
ダイレクトボンディング治療は審美性を追求するものですが、「美の基準」は患者さん個人個人で様々です。
あまりその基準が高いとダイレクトボンディングでは対応できない場合がありますのでご了承ください。
最後に症例写真の掲載を許可していただいた患者さんに感謝します。
TrackBack (0) | by pl_A-02219
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