2018年07月04日
幼稚園の歯科検診を終えて 幼児の口の中の銀の詰め物
 今年も担当している幼稚園の歯科検診が終わりました。

 そして今年もいくつも新しい銀の詰め物(インレー)が幼児たちの口の中に見られました。
インレーという治療法は、確立した方法であり、しかも大変綺麗に詰められていました。
 ただ現在では、アイオノマーあるいはコンポジットレジンという詰め物の選択肢があります。この方法をとれば、インレーに比べて歯を削る量を少なくすることができます。
 削る量が少なければ、痛みも少なくなり、麻酔の注射をすることもなくできる場合が多くなります。
 インレーでは削る部分が多くなるので、麻酔なしの治療はほぼ無理、特に小さい子供では難しいと思います。それにインレーでは削った後に型を取らなければならず、その分長い時間口を開けていなくてはなりません。
 ただアイオノマーやコンポジットレジンを乳歯に行った場合、インレーに比べ取れやすい、欠けやすいという欠点はあります。
 しかし幼児たちへの負担を考えたら、もっとアイオノマーやコンポジットレジンという手法を選択した方がいいのではないかと考えています。

 
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